デイサービスで使えるおすすめ工作レクリエーション

デイサービスでのレクリエーションをどうしようか…頭を抱える介護士は多いだろう。対象となる利用者の人数も関係してくるうえに、施設で暮らしている利用者は同じレクリエーションだと飽きてしまう。レクリエーションの中でも、手や頭をつかう工作型のレクリエーションは、便利なので覚えておくと役に立つ。デイサービスでの工作レクリエーションのメリットは、手先を動かすことが認知症や脳の疾患に効果的な点だ。仕事も家事もそうだが「自分で考えて何かを作る」という行為は、脳の老化を遅らせる大切なトレーニングの1つである。さらに、物理的に作った作品は展示することができるので、家族とも共通の話題になり利用者の承認欲求を満たすことにもつながる。

工作型レクリエーションとして、折り紙をおすすめしたい。最近では、立体的な折り紙を箱庭のようにデコレーションする凝ったものも作ることができる。折り紙というと女性の遊びというイメージだが、男性でも創作意欲は負けてはいない。カブトや電車など、創造力を膨らませる練習にもなる。他には、自然の材料で作る石鹸作りなども人気が高い。材料は、オイルと水、苛性ソーダの3種類で作られるが、あらかじめ混ざっているものも市販されている。石鹸の中にハーブを混ぜたり、エッセンシャルオイルをまぜたりして自分の好みの石鹸を作ることができる。このように、工作型レクリエーションは手指の運動にもなるし、後で自分で日常的に使うという楽しみもついてくる。注意点は、くれぐれも誤った材料の使い方をしないように利用者から目を離してはいけないことだ。